バーベキューの肉仕込みの流れ
バーベキューなら、塊のお肉をぜひラインナップに加えてみてください。
炭火で豪快に焼くお肉は、みんなで盛り上がること間違いなしです。
美味しく食べるための仕込みの方法をご紹介していきます。
肉や筋を切る
塊のお肉は、お肉をたたいてやわらかくする工程が重要です。(モモ肉、バラ肉など筋が多く、きめの粗い硬い部位の場合)
専用の道具がなくても、めん棒で代用できます。
お肉をたたくことで繊維が壊れ、火の通りがよくなり焼き上がりもやわらかい状態で味わえます。
とり肉の場合は、フォークでお肉に穴をあけておくことで下味がよく染み込みます。
また、お肉が縮むのを抑えてくれるので、ひと手間加えておくとよいでしょう。
余分な箇所をとる
余分な脂肪、皮などお肉を食べるうえで必要のない部分は処理しておきましょう。
皮は好き嫌いが分かれますが、パリッと焼けばとても旨味あり美味しくなります。
念のためとっておいて、とり皮好きのおつまみとして一品作ってみるのもいいですね。
繊維に交わって垂直に切る
塊肉の切り方は「繊維に対して十字に」切るのが基本です。
お肉をよく見てみると、繊維が縦に入っているのがわかります。
繊維に対して垂直に包丁をいれることで、断面がきれいになり厚さに関係なく均等に火が入ります。
また、お肉の繊維や硬い部位の筋を切ると 焼いた時の反り返りを防ぎ、食べやすく焼き上げることができます。
お好みの厚さで切る
下準備が終わったら、お好みの厚さに切っておきましょう。
柔らかいお肉は厚めに切ることで満足感が得られ、固めのお肉は薄く切って食べやすくしておきましょう。
バーベキューの肉の下味をつける方法
バーベキューでは、お肉の味も肝心ですよね。
お肉を漬け込むことで、タレとお肉の旨味が合わさって何倍も美味しく仕上がります。
本章では、おすすめの下味を3つ紹介します。
焼肉のタレ
焼肉のタレは、醤油ベースや塩、味噌、フルーティな味など、さまざまな種類が販売されています。
また、手軽にお肉に下味がつけられるので、お肉によっては複数のタレで漬け込むのも楽しいでしょう。
甘口・辛口など、大人とお子様の味付けを変えてみるのもいいですね。
薄めのお肉は30分から1時間、厚めのお肉の場合は1時間以上漬け込むと中まで味が浸透します。
麹
発酵食品に漬け込むとお肉を柔らかくすることができ、下味も付くので一石二鳥です。
塩麴、醤油麹など、麹にはタンパク質を分解する成分が含まれており、お肉が柔らかくなります。
お肉の厚さによって変わりますが、20分くらい漬け込んでおくとちょうどいいでしょう。
塩胡椒
下味がないと、焼き上がりにタレをつけても味がぼやけてしまい、物足りなく感じてしまいます。
そのため、塩胡椒であらかじめ下味をつけておくと味が締まります。
ひと手間を加えて美味しいバーベキューを楽しみましょう。
仕込んだ後の肉の保管方法
仕込んだ後のお肉を保管する方法もさまざまです。
バーベキューをおこなう日程によって変わってくるため、しっかり確認しておきましょう。
冷凍庫
食材をバーベキュー当日、もしくは前日に購入しておくことが難しい場合は、あらかじめ購入し冷凍保存しておきましょう。
1ヶ月くらい保存が可能なので、食べたいお肉や安く手に入るタイミングを狙って購入しておきます。
冷凍前には、お肉の下処理をおこない密閉袋に入れて、しっかり空気を抜いて冷凍しておく必要があります。
鮮度を保つためにも小分けにして素早く冷凍できるようにすることが重要です。
バーベキューの前日には、冷蔵庫に移してゆっくり解凍しておきます。
常温で解凍すると、お肉から水分と旨味が抜けてしまうため気を付けましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫での保存期間は、牛肉は3日、豚肉は2日、鶏肉は1日と考えましょう。
購入後、小分けにして密閉袋に入れて保存しておきます。
しっかり空気を抜かないと、劣化して鮮度が落ちるため気を付けましょう。
タレに漬け込む場合は、通常の保存期間より長い4日〜5日ほど保存できます。
肉の持ち運びかた
お肉の持ち運び方は、お肉の状態や用意する入れ物によって変わってきます。
食材が痛まないように、保冷効果があるケースや、保冷材や氷など冷やすことができるものを必ず入れておきましょう。
クーラーボックス
クーラーボックスを利用する場合は、まず一番下に凍らせた飲み物を敷き詰め、その上にお肉を並べましょう。
バーベキューでの暑さ対策にも使えるので、凍らせる飲み物はペットボトルの水やお茶・ジュースなど多めに入れておくと良いでしょう。
保冷バッグ
バーベキュー当日、持ち運ぶ時間が短い場合は保冷バッグにいれていきましょう。
ただ、保冷効果が長く持続しないため、新聞紙で食材を包んだり、一緒に氷や保冷剤、冷たいものをいれておくことをおすすめします。
発泡スチロール
軽くて使いやすいのは発泡スチロールです。
スーパーで買い物する際に、ふた付きの発泡スチロールがあるかお店の店員さんに聞いてみましょう。
バーベキュー中に食材を入れておくのはもちろん、食材置き場のテーブルとしても役に立ちます。
まとめ
本記事では、バーベキューのお肉の仕込みについて解説しました。
お肉の下処理から下準備、当日までの保管方法を紹介しましたが、ひと手間・ひと工夫しておくことで美味しいお肉が食べられます。
ぜひ参考にしてバーベキューを楽しんでいただけたら幸いです。
yamamuraya.official